第87回UBI研究会参加報告
松田 悠斗(岡山大学)
2025年9月16日〜18日に開催されたIoTサマースクール & 第87回UBI研究発表会に参加しました。本発表会はMBL, CDS, ASDとの4研究会合同で開催され、23件のポスター発表と58件の口頭発表があり、多岐にわたる研究テーマについて活発な議論が行われました。
1日目はIoTサマースクールが初めて開催され、「Leafonyを用いた行動認識」と「ELTRESアドオンIoT開発」の2チームに分かれて勉強会が行われました。前者では加速度センシングと機械学習による行動認識を、後者ではSPRESENSEとSlack APIを用いたIoTシステムの作成を行い、締めくくりとして成果発表会が開かれました。
夜には懇親会が行われ、お酒と料理を楽しみながら他大学の学生・先生方や企業の方と交流することができ、研究や大学生活の話など、とても楽しい時間を過ごしました。
2日目には口頭発表とポスター発表が行われました。
中でも特に印象深かった研究は「海底ゴミ種別と人口・漁港・海浜関連特徴量の関連性分析」で、様々なデータセットを複合的に用いて海底ゴミの種別の関連性を調査したものでした。海洋環境問題に対してデータを用いた新たな切り口を生む、非常に興味深い研究だと感じました。
私はポスターセッションにて「非特定テレビ視聴履歴データを用いた就寝前後における視聴チャンネルの関係性分析」と題して発表を行いました。初の発表会参加であったため不安でしたが、多くの方に本発表を聞いていただき、貴重なご意見も多くいただきました。
そして2日目の夜にも懇親会が開かれ、富山の新鮮な海鮮や地酒を嗜みながら、1日目では関わることのできなかった方々とも親交を深めることができ、非常に楽しい時間を過ごしました。
最終日には残りの口頭発表が行われました。
特に興味深かった研究は「分散処理プラットフォームにおけるコンテナ管理機能のプロトタイプの基礎評価」で、生産現場における密結合なシステムをモジュール単位に分割することで、各現場に応じて柔軟なシステム設計を可能とする非常に興味深い内容でした。
私は午後に「非特定テレビ視聴履歴データを用いた就寝前後における視聴チャンネルの関係性分析」の発表を行い、ポスターセッションに来られなかった方々にも本発表を聞いていただき、今後の研究に参考になるコメントもいただきました。
最後に、このような貴重な機会を設けていただいた関係者の方々に心より感謝を申し上げます。再び本研究会での発表を目指し、研究活動に精進してまいります。
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富山の食事
UBI87プログラム:https://sigubi.ipsj.or.jp/seminar87/
UBI87 情報処理学会 電子図書館:https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=custom_sort&search_type=2&q=1756715493468






